ご先祖様のお帰りです

家族

本土では、お盆期間は13日~16日で殆どでお休みになりますが、沖縄では16日~18日でこの期間会社などのお休みはありません。

16日は「ウンケー」と言って仏様のお迎えでご馳走を供えます。17日は中日「なかび」と言って親戚回りなど仏壇を持っているお宅には大勢来られます。

18日は「ウークイ」と言って仏様をお見送りします。中には親戚が集まるお家があるそうで大変です。

仏壇もお供え物も違い、紙のお金を家で燃やして、線香・お花・燃やしたお金などを玄関先の門などの入り口にお供えして、無事を感謝しまた来年来られることをお祈りします。

実家での小さい頃の思い出は、13日朝から菩提寺にお参りしてからお供え物を作ったり仏様のお飾りを作って、夕方お墓に作ったものの一部を持って仏様をお迎えにお参りし、14・15日は親戚の仏様のお参りにあちこち付いて行きました。実家にも普段会った事の無い人が大勢お参りに来て、私は知らない人やハワイから来る人に会えるのが楽しみでした。

16日は、朝からお供え物をまとめ団子を作って、全てを持って川の欄干でろうそく・線香をあげてまた来年お越しください、と祈った後にすべてを川に流したものでした。

でも、ある時から汚染につながる・水門に詰まるなどの理由で川に流すことが禁止され、ただの生ごみとして処理。昔からの風習が時代の変化と共に絶えていく事が少し寂しくなりました。

ただ、この習慣も本土では宗派によっても異なり、沖縄との違いも学べたお盆でしたが、ご先祖様を大切に思い感謝する気持ちは何処でも変わりがないことを実感しました。

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